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| 15年ほど前まで錦鯉と金魚が観賞魚の大半を占めていた日本は、世界市場から見ればきわめて特異な市場であった(世界の先進国では熱帯魚が観賞魚市場の90%を占め、残りの10%が鯉であり金魚であるというパターンで共通している)。日本にかなり偏ったニーズを持つ錦鯉と世界的にまんべんないニーズを持つ熱帯魚とでは、商品価格相場の安定度も違う。当時、カミハタ養魚グループは“日本も世界の標準的なニーズに近づいていくであろう”と予測。よりグローバルで安定したビジネスを展開するために、熱帯魚部門を強化拡充する戦略に着手した。 その判断がいかに的確であったかは、たちまち国内トップへと飛躍的成長を遂げ、いまや数百種類にのぼる熱帯魚だけでなく海水魚、爬虫類、無脊椎動物、水草、用品類にまで事業アイテムを確立しているという現状を見れば明らかだ。 |
![]() ■ポンティアナの アロワナ |
![]() ■ワイルド・ エンゼル |
![]() ■リーフフィッシュ |

| カミハタは、世界から日本への空輸窓口である成田と関空それぞれに対応する拠点を2施設持っている。水槽総本数約3,000本を誇る世界最大級の東京支店と、45cmサイズ100本、60cmサイズ400本、90cmサイズ500本の熱帯魚水槽に加えて、海水魚水槽を約200本持つ姫路支店である。両拠点では、海外から日本に到着した魚たちを、いったんここで手厚く保護(ストック)。元気いっぱいの状態で、販売ルートに送り込む役割を担っている。いずれも規模・内容ともに業界トップクラスを誇っており、魚の質においても他社の追随を許さない大きな理由の一つとなっている。 |
![]() ■姫路支店 |
![]() ■東京支店 |
HIKARIブランド飼料の海外代理店は、アメリカのHIKARI SALES U.S.A.,INC.をはじめとする世界50数ヵ国に所在し、熱帯魚についてはその輸入を20数ヵ国よりおこなっている。さらに、留学生の受け入れや海外での技術指導に注力するとともに、海外合弁事業も積極的に推進、冷凍飼料製造を担う合弁会社キョーリン・グループ(チャイナ)を設立している。また、本当にいいものをユーザーに供給することを大切にし、ろ過システムで特許を持つマリンランド社の店舗用水槽、世界的ブランドである「コーラルライフ」(海水魚用品)や「ESUレプタイル」(爬虫類用品)等の日本総代理店となっている。
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![]() ■キョーリン・グループ (チャイナ) ■ HIKARI SALES U.S.A.,INC. |
| 1994年、向井千秋さんたちが乗り込んだスペースシャトル“コロンビア号”で宇宙での魚類養殖の可能性を探る世界初のメダカの産卵実験がおこなわれたのを覚えている方も多いだろう。カミハタは東京大学からの依頼を受けてメダカの宇宙食となる餌を開発するとともに、宇宙で水質を維持し自然界の浄化サイクルを実現するための水質維持専用ろ過剤を開発。“宇宙での養殖”という人類の壮大な夢を実現するための重要な実験の成功に一役買ったのである。もちろん、次回の宇宙実験に向けてもすでに新たな開発に着手している。 |
![]() ■4匹のメダカ宇宙飛行士用の宇宙食4粒がコロンビア号に乗って飛び立った |
![]() ■宇宙メダカの赤ちゃん |